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保険金の請求について

山地
弁護士の山地です。
久しぶりの投稿です。

今回も,保険金(死亡保険金)請求について書きたいと思います。
とある保険会社と保険金の支払いを求めて交渉していた案件があったのですが,
本日,遅延利息も含めて全額支払われました。

今回の保険金請求では,当該保険事故が外来性の要件を充たすかが問題となりました。
外来性の要件とは,外来の事故,すなわち保険事故が「身体の外部からの作用による事故」の
場合のみ保険金を支払うというものです。

今回の事案では,死亡直前に被保険者が心筋梗塞を発症していたため,
外来の事故といえるのかどうかが問題となりました。

保険会社は,交渉途中から鑑定を実施すると述べ,争う姿勢を見せておりましたが
最終的には,我々の主張を認め,全額支払に応じました。

私の感覚では,今回の事案は,明らかに保険会社に保険金の支払い義務がある事案でした。
今回の事案以外にも,日々の法律相談で,保険金の不払いの相談をお受けすることは
多く、なぜ保険金が支払われないのか疑問を感じざるを得ない案件も多数あります。
10年ほど前,大手保険会社の保険金不払い問題が社会問題となりましたが,
現在でもなお,同じようなことが繰り返されているのです。

保険は,いざというときの生命線です。
いざというときに支払われないのであれば,何のための保険か分かりませんよね。

保険金請求をして断られたからと言って,簡単に諦めずに,簡単に泣き寝入りせずに
ぜひ一度ご相談ください。

先々代名義の土地

阿部晶子
弁護士の阿部です。

先々代名義のままであった土地の名義を、今現に継いでいる依頼者の方の名義にする訴訟が
終わりました。
無事、依頼者の方を所有者とする判決をいただきました。

先々代の相続人は、実に29人にもなっており、東京や大阪だけでなく、
遠くは九州にお住まいの方もおいででした。
親戚付き合いの絶えてしまった方もいて、お判を戴いて回るというのは困難であったため、
訴訟という方法をとることになったのです。

訴状を送達させるだけでも、大変な作業です。
しかしながら、ここで手間暇かけた甲斐あり、ようやく、今後は土地を処分することもできます。
 
皆さまにも、亡くなった方の名義のままになっている不動産はないでしょうか?
先延ばしにすればするほど、関係者が増えて複雑になっていきますから、
早めのご対処をおすすめします。
 

相続手続未了の土地に関する所有権登記名義の変更について

山地
弁護士の山地です。

先日,関連する2件の民事裁判で勝訴したので,それに関するブログです。

事務所での法律相談で,相続に関するご相談は,一定数を占めますが,その中でも,相続手続が未了の土地に関するご相談があります。

農地等で多いのですが,「同居している父の土地と思っていたが,どうやら相続手続を行われてなかったため,登記名義が祖父や曽祖父の名義になったままである。土地を利用しているのは父なので,父名義にしたい。」といったご相談です。

このような土地は,相続が複数回発生しており,法律上,数十人の共有状態になっている場合が多いのです。
この状態で放置すると,将来,土地所有権を巡って争いが生じる可能性があります。
家を継ぐ子や孫のことを思うと,解決しておきたいですよね。

まずは,法律上,所有権が誰にあるのか(誰の共有状態にあるのか),調査する必要があります。
その上で,登記名義を移転する方法を考えることになります。

登記名義を移転する方法は,ケースバイケースですが,
冒頭に記載した2件では,共有状態にある方の全員を被告として,民事訴訟を提起するという方法を採用した裁判の判決です。

ご依頼いただいてから,どのぐらいの期間で登記名義を移転できるかについても事案によりますが,通常は,半年から1年ほどで実現できていようかと思います。

今回ご紹介したような案件は,代々受け継いでいる土地(特に農地や墓地)で比較的多い問題です。
固定資産税の納税通知書が来ているからといって,所有権があるわけではありません。
「当然,父の名義になっているだろう。」と思い込んでいる土地があったら,一度,法務局で登記名義を確認してみることをお勧めします。 

死亡保険金請求

山地
弁護士の山地です。

昨日,とある生命保険会社相手に死亡保険金の支払いに向けて交渉をしていた案件で
全額支払いを受け,事件を終えることができました。

事案はこんな感じです。
私の依頼者は,家庭裁判所で,昨年亡くなったAさんの特別縁故者として認められ,
Aさんの遺産から,死亡保険金の請求権を財産分与されました。
本来,死亡保険金は受取人に支払われるべきものですが,
Aさんの場合,受取人はAさんより先に亡くなっていました。

その後,家庭裁判所の審判に基づいて,保険会社に死亡保険金の請求をしたところ
保険会社は,支払いに難色を示したのです。
保険会社の理屈は,特別縁故者に死亡保険金請求権を財産分与する審判が確定したとしても,
それにより,保険会社が特別縁故者に対して保険金の支払い義務を負うわけではない,というものです。

死亡保険金は,そもそも遺産に含まれるのかという点に問題はありますが,
今回と同様,被保険者(亡くなった人)に相続人がなく,かつ,受取人に指定された人が
既に死亡していたようなケースで,
被保険者の相続財産管理人からの請求により,死亡保険金を相続財産として
支払いに応じている保険会社もあります。
しかし,今回の保険会社は,相続財産管理人からの死亡保険金支払い請求にも応じていなかったのです。
要するに,ここで泣き寝入りすると,保険会社は,誰にも死亡保険金を支払わなくてもいいという結論になるのです。
この結論は,やっぱり違和感がありますよね??

「納得できない」という気持ちを持ちながら,数か月にわたり,やり取りを続けた結果
保険会社は,最終的に全額支払いに応じてきました。

保険金の不払いは,全国的にも問題となっているケースがいろいろあるようです。
「保険金を支払わない」と言われても,諦めずに交渉・訴訟をすると
支払いに応じてくれるかもしれませんので,
簡単に諦めないでください。
プロフィール

あかり総合法律事務所

Author:あかり総合法律事務所

香川県高松市のことでん瓦町駅の近くにある法律事務所です。
法律に関することでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。困難な問題にはチームで対応します。

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