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相続手続未了の土地に関する所有権登記名義の変更について

山地
弁護士の山地です。

先日,関連する2件の民事裁判で勝訴したので,それに関するブログです。

事務所での法律相談で,相続に関するご相談は,一定数を占めますが,その中でも,相続手続が未了の土地に関するご相談があります。

農地等で多いのですが,「同居している父の土地と思っていたが,どうやら相続手続を行われてなかったため,登記名義が祖父や曽祖父の名義になったままである。土地を利用しているのは父なので,父名義にしたい。」といったご相談です。

このような土地は,相続が複数回発生しており,法律上,数十人の共有状態になっている場合が多いのです。
この状態で放置すると,将来,土地所有権を巡って争いが生じる可能性があります。
家を継ぐ子や孫のことを思うと,解決しておきたいですよね。

まずは,法律上,所有権が誰にあるのか(誰の共有状態にあるのか),調査する必要があります。
その上で,登記名義を移転する方法を考えることになります。

登記名義を移転する方法は,ケースバイケースですが,
冒頭に記載した2件では,共有状態にある方の全員を被告として,民事訴訟を提起するという方法を採用した裁判の判決です。

ご依頼いただいてから,どのぐらいの期間で登記名義を移転できるかについても事案によりますが,通常は,半年から1年ほどで実現できていようかと思います。

今回ご紹介したような案件は,代々受け継いでいる土地(特に農地や墓地)で比較的多い問題です。
固定資産税の納税通知書が来ているからといって,所有権があるわけではありません。
「当然,父の名義になっているだろう。」と思い込んでいる土地があったら,一度,法務局で登記名義を確認してみることをお勧めします。 
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あかり総合法律事務所

Author:あかり総合法律事務所

香川県高松市のことでん瓦町駅の近くにある法律事務所です。
法律に関することでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。困難な問題にはチームで対応します。

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